蛇口をひねれば、
飲み水が出てくるのは『当たり前』の日本。
でも、そんな国ばかりではなく、
水に困っている人の方が、
この世界たくさんいるのではないでしょうか?
アジア主要の都市で、
水道水から浄水場から蛇口に届くまでの漏水率は、
なんと30%程度と言われています。
[note]東京では終戦直後は約80%でした。
しかし、その後は高品質な水道管を導入したことにより、
1998年には8%、2009年には3%と
世界最高水準にまで漏水率を下げています。[/note]
これは、道路の上から、漏水箇所が無いかを調査する機器と、
それを感知する職人技のおかげであり、
その漏水箇所を修復し続けた結果と云えるでしょう。
また、水道料金の徴収率も99.9%と高く、
個別訪問による検針の成果と言えます。
日本人のモラルと民度の高さも普及率に
貢献しているのでしょうか(笑)
海外でも、飲料水が蛇口から出てくるのは先進諸国が多く、
他の地域では未だ未だ未開発な所があるのは確かな事です。
[warning]しかし、北九州水道局の技術支援を受けた
カンボチアの首都プノンペンに於いては、上水道を引くことに成功し、
漏水率も6.2%と低く、北九州市の漏水率より、
はるかに優秀となりました。[/warning]
また、一時期海水から飲み水を作るといった話題で有名になった、
東レや日東電工は、海水の淡水化に欠かせない逆浸透膜の分野で
世界シェア5割を占めています。
3年前の東日本大震災の時の福島第一原発事故を受けて、
放射能を取り除くろ過として、「逆浸透膜」は話題となりました。
以前から、飲料水にこの技術を用いていたのは、
コカ・コーラボトラーズだけで、その後は何処の企業でも
採用するようになっています。
このように浄化機能や水道事業運用の技術により、
水道の需要は急上昇で新興国を中心として、
日本の浄水技術の需要は飛躍的に伸び、
安全で安心な水の提供に国際貢献する機会も
増えてくるに違いないと思われます。
https://youtu.be/2oFj3Z1KqOc
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