金属洋食器で有名とされており、国内の9割以上
作られているのは、新潟県燕市に会社がある
山崎金属工場です。
この燕市は、スプーンやフォークの
金属洋食器の名産地でもあります。
この企業が一躍注目を浴びたのは、
1991年のノーベル賞創設90周年記念の晩餐会で、
同社のカトラリーが使用された事がきっかけとなりました。
1980年、山崎金属工業はニューヨークに
現地法人を設立しています。
以前から、海外展開に力を入れていた山崎金属工場は、
有名デザイナーとコラボレーションを組み、
高級市場向けの商品開発に取り組んでいました。
その時に、ノーベル賞で使用するカトラリーのデザインを
手がけていた、スウェーデン人のゴナ・セリンと
いう人物との出会いがありました。
本来、晩餐会の食材や食器はスウェーデン製の物を
使うが、カトラリーは国内で調達できませんでした。
そこで、戦前からスウェーデンとの取引があった、山崎金属工場の最高技術のカチラリーが急遽使用される事になりました。
その晩餐会で使用されたカトラリーは無償で
提供されましたが、「ノーベル賞のカラトリー」として
全世界において、製品販売する権利と栄誉を得る
こととなりました。
世界に誇れる技術をもつ、日本の製品は世界でも
信用されていることは、不動のものでしょう。
日本人だから出来る技術のうちの一つでもありますね。
コメント