家庭や職場にも最低限必要な文具と言えば、
「電卓」。
その電卓の本当の名前は「電子式卓上計算機」
という長い名前の略称でした。
知らなかったとはいえ、これ程までに活躍してくれているのに。
今や携帯電話やスマートフォンにさえ欠かせないアクセサリーとして、
機能が取り込まれていますよね。
この電卓を世界に初めて登場させたのは、
なんとシャープでした。
1964年オールトランジスタ電卓として
「コンベット」という製品を世界に発進。
今では考えられない25kgという重量。
値段はナント53万5000円。
当時では、車が一台買えるほどの値段だったという。
会計のレジスターのような大きさにボタンが
ギッシリと並んでいたそうです。
その後は、改良に改良を重ね、
半導体が急成長を遂げた事もあり、
小型化・軽量化・省電力化が進み、
1979年には、現在の様にどこでも
見かけられる「カード電卓」36gまでに
なりました。
1976年には太陽電池付き電卓、
1977年にはカードタイプ電卓と
世界初の電卓を世に送り出しています。
2005年には、1964年から1973年に
至る電卓技術で世界の電卓市場をリードし続けてきました。
その功績が讃えられ、世界の電子技術に貢献したとして、
IEEE(電気電子技術者学会)の「IEEEマイルストーン」の
認定を受けています。
やはり、シャープの目の付け所は、
伊達ではない・・・の、でした。
また、シャープではないですが、
カシオの電卓には隠しコマンドがあり、
「1」「3」「7」「9」「AC」キーの同時押し、
で液晶にはカシオの文字が現れます(笑)
日本メーカーの技術一辺倒ではなく遊び心も
ある企業体質は好感が持てますね♪
https://youtu.be/Fth824QIsvE
↑隠しコマンドを実際に実演している動画↑
コメント
税率設定教えて❗
面白い❗今、困ってます。
世界初の電卓は諸説ありますが英国の会社が1962年に発売した
「アニタ・マーク8」というのが定説です.
ただし「マーク8」は超小型とはいえ真空管を使っており,また
高価な割に性能が低く日本ではまったく売れなかったそうです…
しかし日本のメーカーはマーク8に大きな刺激を受けて換骨奪胎し
真空管をトランジスタに変えて独自の製品に変えていきました.
シャープの「コンペット」もそのひとつだといわれています.
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