驚くべき研究成果がありました
アメリカの科学雑誌が「一風変わった研究」を表彰するイグノーベル賞というものがありますが、
この賞を2007年に国立国際医療センター研究所に当時在籍していた「山本麻由さん」が化学賞を
受賞しました。
受賞の対象はバニラ香料である『バニリン』を牛の糞から抽出することに成功したことです。
山本さんは水4mlに牛の糞1gを加えて、それを200℃で1時間加熱すると1g中約50μgのバニリンを
抽出できることを発見しました。
バニリンは、バニラアイスでお馴染みのアイスクリームを始め、シャンプーや香水など多ジャンルに
渡り使用されていますが、山本さんの方法では元来のバニラ豆から抽出する方法に比べてコストは約半分
で済むということです。
また、牛に限定されず山羊や馬の糞でも抽出することができるということです。
この授賞式の会場では、山本さんの名をあしらったアイスが振る舞われたそうですが、内容が内容だけに
変な雰囲気になったそうです。
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