公開望遠鏡「なゆた」は、
日本最大の光学反射式望遠鏡であり、直径2mの主鏡を持つ望遠鏡です。
裸眼で15億光年の彼方を見ることができ、
1000億個規模の銀河群が観測可能な世界最大の公開望遠鏡です。
また、高感度可視冷却CCDカメラで、生まれたばかりの
150億年彼方まで見ることも可能です。
この望遠鏡は、2004年に、兵庫県大撫山
山頂にある県立西はまり天文台に設置されました。
この世界最大の望遠鏡を手がけたのは、
三菱電機で操作性にも優れているため、
高度な天体観測が出来る機器として、
一般公開されているという点でも、大変珍しい
と言われています。
1998年観測開始当時のハワイ観測所の
「すばる望遠鏡」も日本がマウナケア山山頂に設置したもので、
口径8.2メートルの一枚鏡を使用した反射望遠鏡で世界最大だったという。
そして、現在の世界最大の反射望遠鏡は、
米アリゾナ州グラハム山に設置されている口径8.4メートルの鏡を
2枚用いた「大双眼望遠鏡」です。
こちらは残念ながら一般公開されていないようですが、
一度は見に行ってみたいものです。
ちなみに「なゆた」とは
ンスクリット語で「すべてのものを含んだ」を意味します。
また、那由他(なゆた)は数字の単位でもあります。
1,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000
兆や京を遙かに超える単位です。
無限大に広がる宇宙を観察するために名付けられた
「なゆた」。まさに相応しい名前ですね。
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