もはや、日本を代表するアニメ作品となった
漫画「ドラえもん」だが実は、
3つの最終回が用意されていたらしい。
すでに、亡くなられた
藤子・F・不二雄先生が生きていた
当初に語ったと言われている
ストーリーがあるらしいのです・・・。
その一つは、
のび太vsジャイアン
ある時突如として、
ドラえもんは元々の住んでいた空間、
言ってみれば
今よりも先の世界である未来へ
帰還しなければダメになってしまいます。
このことを耳に入れた
のび太はもちろんですが、
ひどく落ち込みました。
どんなときも一緒に居た
ドラえもんはのび太にすれば、
かけがえのない存在であり、
ドラえもんの無しの暮しなどというようなことは、
あるはずがなかった。
しかしながら、
どう頑張っても未来の世界へ
帰還しなければならないドラえもん。
そこのところを
察し思い悩んだのび太は、
とあるアクションを起こす決意をする。
それこそが
「ジャイアンとの対決」
だということです。
のび太はジャイアンに打ち勝つことによって、
ドラえもんをほっとさせて
心配しない様に未来の世界へ
帰ってもらおうと決心したというわけです。
そのようにして
ジャイアンとの対決の当日に。
のび太はドラえもんの道具を
使うということはせず、
ジャイアンに対して果敢に挑戦する。
出だしこそボコボコにやられている
のび太だったのですが、
鬼気迫る気概を見せなんとジャイアンに。
どうにかこうにか
間一髪ながらも勝ってしまうのだ。
ジャイアンに
こっぴどく殴られて酷い顔になってしまった、
のび太はドラえもんへとそのことを伝えました。
これを耳にしたドラえもんは、
幸せそうな悲しそうな複雑な表情で
未来の世界へとタイムマシンに乗って姿を
消してしまうのでありました・・・。
未来へ帰るドラえもん
ドラえもんはのび太に
関して頭を悩ませていた。
往々にして
ドラえもんに頼りっきりになってしまった
のび太は、いつの日か本当に
一人の人間としまして成長することが
可能なのであろうか?
もしも、この先もずっと、
変わらずに共に居ることで、
のび太自らのためにならないのではないか?、と。
これをキッカケに、
ドラえもんは未来の世界へと
帰還する決心をしてしまう。
当人に伝えることもなく、
ドラえもんは居なくなってしまう。
にも関わらず、
やっぱりのび太のことが気掛かりな
ドラえもんは、どうしても、
気になってしまいタイムテレビを使い
のび太の動向をチェックしてみることにしました。
そうすると驚いたことに、
自分1人の力で自転車を力の限り乗りこなそうと
チャレンジするのび太の姿を見ることが
出来たのであった。
つまづいて転倒しても、
幾度となく立ち上がり、
一生懸命チャレンジするのび太を見た
ドラえもんは言いました。
安心だ・・・
ドラえもんは
人知れずタイムテレビを
閉じてしまったのです。
タイムマシーン禁止?
未来の人々の中においては、
タイムトラベルがブームになっていたそうです。
ドラえもんと同じく
タイムマシンを活用して、
時空を乗り越え、昔の世の中を
訪ねまわる人々が爆発的に増加していました。
ところがタイムトラベルで問題を起こす人物は数多く、
タイムトラベルを差し止めるルールが
決定してしまうのです。
この理由により、
未来人であるドラえもんは、
その世界へと帰らざるを得ない状態に
追い込まれてしまいます。。
知らない間に、
最重要な親友になってしまった
のび太との離別を悲しむドラえもん。
けれども、
未来のルールを破るわけにはいかず、
帰るしかなくなってしまったドラえもん。
泣きじゃくりながら、
のび太の机のタイムマシンへ
乗り込むドラえもん。
ドラえもんが姿を消して以後、
立ち尽くすのび太の向かい存在するのは、
どこにでもあるカタチへと戻った机でした。
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