真面目な人間であれば大丈夫
王室や国王を侮辱するような言動を「不敬罪」とする程重んじるタイでは、有罪が決定すると最長で15年
の禁固刑となることがあります。
近いものでは、タイの活動家であるソムヨット・プルクサカセムスク被告が編集した新聞に、国王を風刺
した内容の記事が2つほどあったということで、不敬罪の禁固10年という判決が下されました。
この判決に対してヨーロッパでは「表現の自由と報道の自由を大きく侵害している」と非難声明が出て
います。
その他過去の実例では、酔っ払った勢いで国王の肖像画に落書きをした50代のスイス人男性には、懲役
10年の重い有罪判決が下されていますが、この件では国王自身が彼を放免し、国王の英断で国外退去と
いう形に減刑されています。
このような罪に問われることは、日本人である前にまともな人間であればまず無いと思うのですが、
旅行や出張でタイに行く機会がある人は「ついうっかり」なんてことにならないよう、くれぐれも注意
して下さい。
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