一部が働き一部がサボる
2012年に北海道大学のグループが、働きアリの生態の研究内容について発表しましたが、その報告では
働きアリの「労働量」の差が大きいことが判明したということです。
最初から働き出すアリは大半の仕事をさっさと済ませますが、ゆっくり働き出すアリはマイペースで
仕事をするようです。
この研究では、掃除や幼虫への餌やり等の役に立つ行動を「労働」とし、自分の身体を舐める等の
行動を労働外行動とて分類しカウントしました。
その結果、労働回数が1割を下回る「サボりアリ」が10%、労働回数が4割を上回る「働くアリ」は10%
を下回ったことが判明しました。
ですが、働きアリだけ集めても必ず1割はサボり出すアリがいることも分かりました。
その原因についての詳細は不明としていますが、研究者は「群れ全員が働くと一緒にパテるため、
一部が休んで力を温存しているのかもしれない」と話しています。
この状況、人間の世界にもありませんか?
「あの人たちが働いてるから自分はサボったっていいだろう」ということが。
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