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遭難信号SOSには意味が無かった

遭難信号SOSには意味が無かった

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意味が無いとはどういうことなのか

遭難したことを無線通信で連絡する際に用いられているモールス符号「SOS」ですが、これには諸説
あり「Save Our Ship(我々の船を救え)」または「Save Our Save(我々を救え)」の略ではないか
と言われていますが、いずれもそのような意味は全くなく、単に打ち易くて覚え易い信号だからという
理由で採用されているのです。

1906年に国際無線電信会議がドイツ・ベルリンで行われ、そこで国際遭難信号をSOSを正式採用する
ことが決定ましたが、それ以前は「CQD」が使用されていました。

1912年4月にタイタニック号が遭難しましたが、最初発信したのはCQDで、SOSはその次に発信して
おり、当時はSOS信号の採用が時間を要する国があったため、そうした事実を知っていた通信士は
念のため新旧両方の信号を出した
とされています。

また、ドラマや映画ドラマなどでたまに一緒になっているシーンがありますが、無線電話で行う
遭難信号はSOSではなく「メーデー」です。

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