鮮やかな色は実は昆虫から抽出したものかも
天然着色料の「コチニール色素」は、リキュール酒のカンパリ・かまぼこ・かき氷のシロップ・お菓子類
などに使われていますが、この色素はエンジムシ(コチニールカイガラムシ)という「昆虫」を乾燥
させて、エタノールや水で抽出して作られいるのです。
食品以外では口紅や絵の具がそうで、もちろん全て安全性の試験に合格しているから使われています。
人体に特に害が無いとされていますが、今日では「合成着色料」にシフトする動きが目立ってきており、
天然着色料の使用頻度は減少傾向にあるということです。
非常に稀なケースでアレルギーを起こした例がありますが、色素ではなく原料のタンパク質が原因である
ことが判明し、低アレルゲン化処理がされるようなりました。
2012年にはアメリカの大手コーヒーチェーンでもコチニールを使わないことが決定しましたが、いくら
安全性が保障されているとはいえ、昆虫が原料になっているという点でちょっと嫌な感じがしますね。
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