日曜夕方の国民的アニメ『ちびまる子ちゃん』。ほのぼのとした日常を描く作品ですが、実は数多くの都市伝説が存在することをご存知でしょうか?最終回の衝撃的な内容、封印された「発狂回」、消えたキャラクターの謎…この記事では、ちびまる子ちゃんにまつわる都市伝説と真実を徹底的に解説します。
ちびまる子ちゃんにまつわる都市伝説とは
国民的アニメに潜む”闇”の噂
『ちびまる子ちゃん』は1990年から放送が続く長寿アニメです。作者さくらももこの実体験をもとにした温かい日常が描かれていますが、長年の放送の中で多くの不可解な噂が生まれてきました。
都市伝説が生まれやすい理由:
- 放送期間の長さ:30年以上続く中で設定変更やキャラクター削除が発生
- 実話ベース:作者の実体験が元ネタのため「その後どうなった?」という疑問が生まれやすい
- 家族で見る時間帯:幅広い世代が視聴するため、記憶の食い違いや誤解が拡散しやすい
- 作者の人生と重なる部分:実在の人物がモデルのため「その後」が気になる
- 封印作品の存在:1995年2月号のような「黒歴史」が実際に存在する
ネットで広まった都市伝説の特徴
ちびまる子ちゃんの都市伝説には、以下のような特徴があります:
✅ ハッピーエンドの最終回説(珍しいパターン)
✅ キャラクターが消えた理由の憶測
✅ 封印された回の存在
✅ 声優や放送終了に関する噂
他の国民的アニメと異なり、「悲惨なバッドエンド」よりも「意外なハッピーエンド」の噂が多いのが特徴的です。
最終回の都市伝説
「本当の最終回」説の内容
ネット上で最も有名な都市伝説が「ちびまる子ちゃんの幻の最終回」です。この都市伝説は2008年刊行の『マンガ・アニメ都市伝説』(山口敏太郎・著)にも記載されており、かなり以前から存在していました。
都市伝説の最終回あらすじ:
- さくら家が大掃除をしている
- タンスから友蔵の遺品である株券が見つかる
- 株価を調べると、バブル期で激しく高騰していた
- 株を売却し、さくら家は一夜にして大金持ちに
- 平屋の家は大豪邸に建て替えられる
- まる子とお姉ちゃんは大学に進学
- まる子は念願の漫画家になる
- **「うしし。世の中やっぱお金だね」**というまる子のセリフで終わる
友蔵の死や家族崩壊エピソード
この都市伝説で注目すべきは、友蔵がすでに亡くなっているという設定です。
都市伝説での友蔵の扱い:
- 最終回が始まる前に死亡している
- 遺品整理中に株券が発見される
- 友蔵の最後のプレゼント的な扱い
通常、長寿アニメの最終回都市伝説は「主人公が死ぬ」「実は全て夢だった」「悲惨な結末」などバッドエンドが多いですが、ちびまる子ちゃんはハッピーエンドなのが特徴的です。
実際の最終回との違い
【事実】公式の最終回は存在しない
アニメ『ちびまる子ちゃん』は現在も放送中のため、最終回は存在しません。ただし、第1期の最終回は存在します。
| 項目 | 都市伝説 | 実際 |
|---|---|---|
| 友蔵 | 死亡している | 健在で放送中も登場 |
| さくら家 | 大金持ちになる | 昔のまま庶民的 |
| まる子の将来 | 漫画家になる | 時系列は1974-1975年のまま |
| 最終回 | 用意されている説 | 公式には存在しない |
第1期の実際の最終回は、第142話「さくら家のお月見」(脚本:さくらももこ)でした。家族でお月見をする、ほのぼのとした日常回です。
原作漫画の最終回は、2018年12月刊行の17巻「おっちゃんのまほうカードの巻」。これは25周年記念として1巻のエピソードをリメイクしたものでした。
あなたはこの都市伝説、信じますか?それとも完全なフィクションだと思いますか?
発狂・悲鳴シーンの噂
まる子が発狂する回は存在するのか
りぼん1995年2月号が高騰化してるので倉庫から持って帰ってきた。
これは大切に保管せねば。
ちびまる子ちゃんのファンの間ではこの号の回が単行本未収録だからだってさ。
←ネオジオコレクターとは購入動機が全く違う。 pic.twitter.com/s2PIvx3IQZ— しょーけん (@SHOKEN4) August 22, 2023
「ちびまる子ちゃん 発狂回」という都市伝説は、実は実在するエピソードが元ネタです。それが、りぼん1995年2月号に掲載された**第98話「まる子 夢について考える」**です。
この回の異常な内容:
- 仮面をかぶった邪教徒が洞窟で儀式をしている
- 逃げるまる子を金髪のイケメン王子が助ける
- 邪教徒の正体は藤木と永沢君
- 小杉が死んでハエがたかっている
- イケメンがまる子にプロポーズ
- まる子は恍惚の表情で「結婚する」と答える
なぜこんな内容に? 実はこれ、全てまる子が見た夢という設定でした。夢の話を学校でたまちゃんと話し、その後妄想に浸るという内容です。
なぜこんな回が掲載されたのか?作者の極限状態
この異常な回が掲載された1995年当時、さくらももこは極限状態にありました。
当時の状況:
- 出産直後で心身ともに疲労困憊
- テレビアニメ第1期終了→第2期開始という重要な時期
- 連載を休むことができないプレッシャー
- 精神的・肉体的に追い詰められていた
りぼん編集部の決断
編集部も、さくらももこの状態を把握していながら掲載を強行しました。アニメ第2期開始という重要なタイミングで連載を止めることはできなかったのです。
掲載後の大騒動:
- 集英社に激しい抗議が殺到
- 読者(主に女子小学生)と保護者からクレームの嵐
- この回は単行本に収録されず、事実上の封印作品に
- いかに精神と肉体が疲弊していても休まず働いたさくらももこの漫画家魂も、編集部の決死の覚悟も凄まじいものでしたが、払った代償は大きかった
現在の評価
マニアの間では「さくらももこ不思議回」として語り継がれており、今でも伝説的な回として話題になっています。この事件は、漫画家と編集部の黒歴史として封印されたままです。
ネットで拡散された”悲鳴シーン”の真相
ネット上では**「まる子の悲鳴MP3が出回っていた」**という都市伝説もあります。
都市伝説の内容:
- 2000年代にネット上で出回っていたとされる音声ファイル
- 声優本人の声としか思えないクオリティ
- まる子が何かひどい目に遭っている
- お母さんとお姉ちゃんが叫んでいる
【真偽不明】
この音声の正体は現在も確認されていません。実際の放送回では該当するシーンが見つかっておらず、以下の可能性が考えられます:
- ファンによる二次創作
- 声真似による自作音声
- 別アニメの音声を切り貼りしたもの
- 都市伝説を盛り上げるための創作
一次情報が乏しいため、**「実在したかどうかも含めて謎」**というのが現状です。
トラウマ回・鬱回と呼ばれるエピソード
ちびまる子ちゃんには、視聴者にトラウマを与えた「闇が深い回」がいくつか存在します。
有名なトラウマ回一覧:
| 回 | タイトル | トラウマ内容 | 衝撃度 |
|---|---|---|---|
| 第98話 | まる子、夢について考える | 小杉死亡・邪教徒・イケメンプロポーズ | ★★★★★ |
| – | おかあさんとおとうさんのけんか | 両親の離婚騒動・子供が選択を迫られる | ★★★★☆ |
| – | たまちゃん、大好き | 友情崩壊・タイムカプセルを投げ捨てる | ★★★☆☆ |
| – | 友蔵、死ぬ思いの歯痛 | 苦悶の表情・家族が気づかない | ★★★☆☆ |
| – | まる子、風邪で寝込む | 高熱で幻覚・不気味な描写 | ★★★☆☆ |
| – | おばあちゃんの胃袋伝説 | カビパン・腐ったものを平気で食べる | ★★☆☆☆ |
詳細:
①「まる子、夢について考える」(りぼん1995年2月号)【最凶・封印作品】
- 荒々しく粗雑な線で描かれた絵
- 奇妙すぎるキャラクター描写
- シーンの切り替えが激しい滅茶苦茶なストーリー展開
- 仮面をかぶった邪教徒が洞窟で儀式
- 金髪のイケメン王子が登場
- 小杉が死んでハエがたかっている
- イケメンがまる子にプロポーズし、恍惚の表情で「結婚する」と答えるまる子
- 単行本未収録(封印作品)
②「おかあさんとおとうさんのけんか」
- 両親が些細なことから大喧嘩
- 離婚騒動に発展
- まる子とお姉ちゃんがどちらについていくか選ばされる
- 家族の思い出を思い出して号泣
- 最後は仲直りするが、ケンカの理由を聞いて姉妹は呆れる
③「たまちゃん、大好き」
- まる子とたまちゃんがタイムカプセルを作る約束
- たまちゃんが約束を破って来なかった
- まる子は激怒してタイムカプセルを投げ捨てる
- 二人は気まずくなり別々に行動
- 最後は仲直りする感動回だが、過程が重い
あなたはどの回が一番怖いと思いますか?
ゆみこちゃん・消えたキャラの謎
初期に登場したが消えたゆみこちゃん
ゆみこちゃんの都市伝説は、ちびまる子ちゃんファンの間で最も有名な謎の一つです。
ゆみこちゃんとは?
- アニメ初期(1990年頃)に頻繁に登場
- まる子とたまちゃんと3人で行動する大親友
- ある時期から徐々に出番が減少
- 最後のセリフは**「ありがとうまるちゃん。バイバイ」**
- その後、完全に姿を消した
都市伝説の内容: 「ゆみこちゃんは自殺した」という衝撃的な噂が広まりました。最後のセリフ「バイバイ」が意味深だったことから、このような憶測が生まれたとされています。
【真実】 実際には、キャラクター整理のために出番が減っただけです。作者のさくらももこは実在の人物をモデルにしていましたが、物語の都合上、登場人物を絞る必要があったと考えられます。
笹山さんやえびすくんなど”消えたキャラ”の都市伝説
えびすくんの都市伝説
えびすくんも初期に登場していたキャラクターです。女子からも人気が高いイケメン設定でしたが、いつの間にか消えました。
都市伝説: 「えびすくんのモデルとなった人物が犯罪で逮捕されたため、キャラクターも削除された」
【真実】 公式サイトのキャラクター紹介ページにも掲載されていないことから、何らかの理由で削除されたのは事実ですが、犯罪説に根拠はありません。単純にキャラクター整理の可能性が高いです。
笹山さんの変化
笹山さんは消えてはいませんが、初期と現在でキャラクター性が大きく変わりました。
| 時期 | 特徴 |
|---|---|
| 初期 | 地味で目立たない |
| 現在 | しっかり者で頼れる存在 |
キャラ削除の理由にまつわる憶測
キャラクターが消えた理由には、以下のような説があります:
説①:モデルとなった実在人物との関係悪化
さくらももこの実体験がベースのため、モデルとなった人物から「もう出さないでほしい」と要請があった可能性。
説②:物語の整理
長期連載の中で、キャラクターが増えすぎたため整理した。
説③:声優の都合
声優のスケジュールや契約の問題。
【最も有力な説】 単純にストーリーの都合でしょう。まる子とたまちゃんの関係性を深めるため、第三者を減らす必要があったと考えられます。
あなたはゆみこちゃんを覚えていますか?消えた理由について、どう思いますか?
山田くん・友蔵・花輪くんの都市伝説
山田くん=障がい者説・天才説
山田笑太は、成績オール1で常に笑顔を絶やさないキャラクターです。彼には衝撃的な都市伝説があります。
都市伝説①:障がい者説 「山田くんは知的障がいを持っているのではないか」という説。根拠は以下:
- 成績がオール1
- 常に笑顔で感情の起伏が少ない
- 言動が独特
都市伝説②:実は天才説 逆に「山田くんは実は天才で、わざと成績を悪くしている」という説もあります。
- 時々鋭い発言をする
- まる子を安心させるためにわざと成績を悪くしている
【真実】 公式には何も語られていません。単純に「勉強が苦手だけど明るい子」という設定でしょう。障がい者説は過度な憶測です。
友蔵の呪い・不気味な描写
都市伝説:友蔵は実祖父とは違う?理想化されたキャラクター
アニメでは優しいおじいちゃんとして描かれる友蔵ですが、「実はさくらももこの実祖父は厳しい人物で、アニメの友蔵とは全く違った」という話があります。
【事実】 さくらももこのエッセイによると、実際の祖父はアニメのような優しい人物ではなく、厳格な性格だったようです。ただし、「嫌いだった」とまでは書かれていません。
アニメの友蔵の正体:
- さくらももこが描いた**「理想のおじいちゃん像」**
- 実祖父の良い部分を誇張したキャラクター
- 読者・視聴者に愛されるために作られた創作
つまり、友蔵は「実在の人物そのまま」ではなく、作者の理想と創作が混ざったキャラクターなのです。
花輪くんの裏設定と極道説
都市伝説:花輪くんの家は極道?ネットで囁かれる噂
大金持ちの花輪くんには、ネット上で「実は極道の息子なのでは?」という噂が囁かれることがあります。
噂の根拠とされるもの:
- 異常な金持ち設定(豪邸・執事・メイド多数)
- 父親の職業が詳しく描かれない
- 時々見せる大人びた発言や風格
- 「金で解決する」シーンが多い
【真実】 公式設定では花輪くんの父親は**「貿易商」**とされています。極道説は完全な憶測であり、根拠はありません。
この噂は、「金持ち=怪しい商売?」という偏見から生まれたものと考えられます。実際には普通の貿易商の息子であり、極道とは一切関係ありません。
これらの都市伝説、あなたはどれが一番衝撃的でしたか?
関口にまつわる噂
「関口が消えた」説の真相
関口は、まる子のクラスメイトの一人ですが、**「いつの間にか消えた」**という噂があります。
【真実】 関口は消えていません。モブキャラとして時々登場しています。ただし、初期ほど目立った出番がないため「消えた」と誤解されています。
クズキャラ扱いされる理由
関口は「なんJ」などのネット掲示板で「クズキャラ」として話題になることがあります。
クズ扱いされる理由:
- 自己中心的な発言が多い
- 友達を裏切るシーンがある
- 嫉妬深い性格
ネット民の間では、藤木と並んで「ちびまる子ちゃんの嫌われキャラ」として定着しています。
ネット掲示板(なんJ)での盛り上がり
なんJでは、ちびまる子ちゃんのキャラクターが頻繁にネタにされます。
人気のネタ:
- 山田くんの成績オール1ネタ
- 藤木の卑怯エピソード
- 花輪くんの金持ちアピール
- 関口のクズ発言集
怖い都市伝説・やばい回まとめ
流血事件やいじめ描写の噂
都市伝説:ちびまる子ちゃんで流血シーンがあった
実際には流血シーンは存在しません。ただし、以下のような「痛そうな」シーンはあります:
- 友蔵の激しい歯痛
- まる子が転んで擦りむく
- 大野くんと杉山くんのケンカ
いじめ描写について
ちびまる子ちゃんでは、軽いいじわるはありますが、深刻ないじめ描写はほとんどありません。
闇が深い・トラウマ回と呼ばれるエピソード
①「まる子、風邪で寝込む」
- 高熱で幻覚を見るまる子
- 不気味な描写がトラウマ級
②「友蔵、まる子を叱る」
- 普段優しい友蔵が激怒
- 視聴者に衝撃を与えた
③「おばあちゃんの胃袋伝説」
- カビの生えたパンを平気で食べる
- 「薬になる」と言って腐ったものも食べる
- 最強の胃袋
神回とカオス回の境界線
神回の特徴:
- 家族の絆や友情が描かれる
- 感動的なエンディング
- 視聴者の共感を呼ぶ
カオス回の特徴:
- 予想外の展開
- シュールなギャグ
- キャラクターが暴走
第98話「まる子 夢について考える」は、まさに神回とカオス回の境界線を越えた作品でした。
あなたが一番トラウマだと思う回はどれですか?
原作漫画は既に完結している?アニメとの関係
連載は1996年に終了している
意外と知られていませんが、「ちびまる子ちゃん」の原作漫画連載はかなり以前に終了しています。
連載の歴史:
| 期間 | 媒体 | 詳細 |
|---|---|---|
| 1986年8月〜1996年6月 | 少女漫画雑誌「りぼん」 | 約10年間連載 |
| 1996年6月以降 | 新聞 | 4コマ版を約4年連載 |
| 2018年8月15日 | – | 作者さくらももこ死去(享年53歳) |
つまり、「りぼん」での連載は1996年6月で終了しており、すでに約30年近く前のことなのです。
現在のアニメはオリジナル脚本で制作されている
では、なぜ現在もアニメが放送され続けているのでしょうか?
答え:さくらももこが生前に残した膨大な脚本ストックがある
さくらももこの長男・三浦陽一郎によると、「マンガになる前の脚本がまだたくさんある」(NHK「ラジオ深夜便」2022年5月9日)とのこと。
これはどういうことか:
- さくらももこは生前、漫画化されていない脚本やプロットを大量に残していた
- それらを元に、現在もアニメオリジナルストーリーとして制作されている
- つまり、作者没後も作品世界が継続している稀有な例
りぼんの主力読者層との関係
「りぼん」の主力ユーザーは女子小学生でした。彼女たちは、ほぼ自分の日常生活と重ねて楽しんでいたことは間違いありません。
しかし、現在のアニメは原作漫画のストックが尽きた後も、オリジナル脚本で続いているのです。これは、さくらももこがいかに膨大な構想を持っていたかの証明でもあります。
アニメ第1期と第2期の重要な転換期
実は、1995年のあの「不思議回」が掲載された時期は、アニメにとって重要な転換期でした。
1995年当時:
- テレビアニメ第1期が終了
- 第2期開始が控えていた
- 連載を止めることができない重大な時期
この重要なタイミングで、さくらももこは出産直後の極限状態にありながら連載を続けました。その結果が、あの「封印作品」だったのです。
声優や放送終了に関する噂
声優交代・声優死亡の真相
主要キャストの変遷:
| キャラクター | 初代声優 | 現在 |
|---|---|---|
| まる子 | TARAKO | 継続中 |
| 友蔵 | 富山敬(故人) | 島田敏(1990〜現在) |
| ナレーション | キートン山田 | 2022年に卒業 |
友蔵の初代声優・富山敬は1995年に亡くなりましたが、その後島田敏が引き継ぎ、30年以上演じ続けています。
スポンサー撤退と放送終了説
都市伝説:スポンサーが撤退して放送終了
これは事実無根です。ちびまる子ちゃんは安定した視聴率を保っており、スポンサーも継続しています。
2025年終了説は本当か
【結論】終了の予定はありません
2025年現在も放送は継続中です。さくらももこの長男・三浦陽一郎によると、「マンガになる前の脚本がまだたくさんある」(NHK「ラジオ深夜便」2022年5月9日)とのこと。
まだまだ『ちびまる子ちゃん』は続きそうです。
キャラクターの実在モデル・裏設定
たまちゃんのモデルとなった親友
たまちゃん(穂波たまえ)は実在します!
作者さくらももこも公式に認めており、実在のたまちゃんは以下のような人物でした:
- 非常に活動的でクラスの中心人物
- 裕福な家庭で育った
- 高校卒業後にアメリカへ留学
- 国際結婚を果たして現在もアメリカ在住
- 2児の母
さくらももことは今でも交流があったとされています。
花輪くんのモデルと実在説
花輪くんにもモデルがいるという説がありますが、公式には明言されていません。
説①:実在の金持ちの同級生
清水市に実際にいた裕福な家庭の子供がモデル
説②:さくらももこの理想像
実在しない、作者の創作キャラクター
さくらももこの自伝的要素
ちびまる子ちゃんは、作者の自伝的要素が強い作品です。
実話ベースのエピソード:
- 西城秀樹への憧れ
- ローラースルーゴーゴー事件
- 家族構成(おじいちゃん、おばあちゃん、両親、姉)
- 静岡県清水市の風景
ただし、全てが事実ではありません。友蔵のキャラクターなど、一部は理想化されています。
よくある質問(FAQ)
Q1. ちびまる子ちゃんは何年から放送されているの?
A. 1990年1月7日から放送開始
アニメ「ちびまる子ちゃん」は、フジテレビ系列で1990年1月7日から放送開始されました。
放送の歴史:
- 第1期:1990年1月7日〜1992年9月27日
- 第2期:1995年1月8日〜現在
第1期と第2期の間には約2年半の空白期間がありましたが、第2期開始以降は30年以上継続して放送されています。
Q2. さくらももこはいつ亡くなったの?
A. 2018年8月15日(享年53歳)
作者のさくらももこ(本名:三浦美紀)は、2018年8月15日に乳がんのため亡くなりました。享年53歳でした。
亡くなった経緯:
- 2009年に乳がんの手術を受ける
- その後も執筆活動を継続
- 2018年8月15日に永眠
- 死後1ヶ月近く経ってから公表された
Q3. 発狂回(1995年2月号)は単行本で読めるの?
A. 単行本未収録のため、基本的に読めない
りぼん1995年2月号に掲載された「まる子、夢について考える」は、読者からの抗議が殺到したため単行本には収録されませんでした。
入手方法:
- 「りぼん」1995年2月号の古書を購入する(非常に高額)
- 一部のマニアが画像を保存している可能性がある
- 公式には閲覧不可
現在は封印作品として語り継がれています。
Q4. 「幻の最終回」は本当に存在するの?
A. 完全な都市伝説であり、実際には存在しない
「友蔵の株券で大金持ちになり、まる子が漫画家になる」という最終回は、山口敏太郎『マンガ・アニメ都市伝説』(2008年)に収録されている都市伝説です。
事実:
- アニメは現在も放送中
- 公式の最終回は存在しない
- 原作漫画は1996年6月に完結しているが、内容は異なる
Q5. ゆみこちゃんはなぜ消えたの?
A. キャラクター整理のため(公式説明なし)
公式な説明はありませんが、長期連載の中でキャラクターが増えすぎたため整理されたと考えられます。
都市伝説について:
- 「自殺した」という噂 → 根拠のないデマ
- 「モデルの人物が死亡」 → 確認されていない
- 実際はストーリーの都合で出番が減っただけ
Q6. さくらももこの死後もアニメが続いているのはなぜ?
A. 生前に残した膨大な脚本ストックがあるため
さくらももこの長男・三浦陽一郎によると、「マンガになる前の脚本がまだたくさんある」(NHK「ラジオ深夜便」2022年5月9日)とのこと。
つまり:
- さくらももこが生前に残した未発表の脚本やプロットがある
- それを元に現在もアニメが制作され続けている
- まだまだストックがあるため、当面は放送が続く見込み
Q7. ちびまる子ちゃんはいつ終了するの?
A. 終了の予定は発表されていない
2025年現在、ちびまる子ちゃんの放送終了は発表されていません。
終了しない理由:
- 安定した視聴率を維持している
- さくらももこが残した脚本ストックがまだある
- スポンサーも継続している
- 国民的アニメとしての地位が確立している
「2025年終了説」などはすべてデマです。公式発表を待ちましょう。
まとめ|都市伝説が生まれる理由と作品の魅力
国民的アニメだからこそ噂が広がる
ちびまる子ちゃんに都市伝説が多い理由:
- 長期放送:30年以上続くため、記憶の食い違いが生まれやすい
- 実話ベース:実在人物がモデルのため「その後」が気になる
- 幅広い視聴者層:子供から大人まで見ているため解釈が分かれる
- キャラクター変更:長期連載で設定変更や削除が発生
- 作者の人生と重なる部分:実在の人物はその後どうなった?という興味が尽きない
- 封印作品の存在:1995年2月号のような「黒歴史」が実際に存在することで、都市伝説と事実の境界線が曖昧になり、さらに噂が広がりやすい
都市伝説と雑学を知ることで深まる楽しみ方
都市伝説は、作品をより深く楽しむためのスパイスです。
楽しみ方のポイント:
- 都市伝説を知った上で改めて見ると新しい発見がある
- ファン同士で語り合うネタになる
- 作品の歴史や変遷を感じられる
ただし、都市伝説はあくまで噂です。公式情報と区別して楽しむことが大切です。
声優交代・死亡に関する情報
- 国民的アニメ声優交代まとめ|理由と後任声優一覧
- 声優死亡後もアニメが続く理由|代役の選び方と苦労
封印された「不思議回」の教訓
1995年2月号の「まる子、夢について考える」は、漫画家と編集部の黒歴史として封印されました。しかし、この事件はクリエイターの限界とメディアの責任を問う重要な事例でもあります。
さくらももこは、心身ともに疲労困憊の状態でも筆を折らず、連載を続けました。その漫画家魂は尊敬に値しますが、同時に**「休むことの大切さ」**も教えてくれる事例です。
この封印作品があるからこそ、現在も続く「ちびまる子ちゃん」の温かい日常が、いかに貴重なものかが分かります。
最後に:
ちびまる子ちゃんは、温かい日常を描いた国民的アニメです。都市伝説の多くは根拠のない噂ですが、それだけ多くの人に愛されている証拠でもあります。
**「うしし。世の中やっぱお金だね」**という都市伝説の最終回のセリフは、まる子らしくもあり、皮肉めいてもいます。実際の最終回がいつか来るとしたら、どんな終わり方になるのでしょうか。
それまで、日曜日の夕方、ちびまる子ちゃんを楽しみましょう!
あなたが一番印象に残った都市伝説はどれですか?コメントで教えてください!